明けましておめでとうございます!年末年始からイベント続きで、仕事が始まってもなかなか自分の時間を作れずにいます…泣 本番まで残り少ないので、また心新たに頑張っていきます!
今回は固定資産と購入についてです!それではいきましょう!
1.有形固定資産の購入

・固定資産と流動資産
現金・当座預金・売掛金・受取手形などといった資産はまとめて流動資産と呼ばれる。流動資産は、主に商品売買取引が直接関係する資産で、お金と比較的お金に近い資産と考えるのが良い。
これに対し、固定資産は、企業が長期間にわたって使用する目的で所持している資産のことで、有形固定資産、無形固定資産、投資その他の資産の3つに分類される。
・有形固定資産の購入
有形固定資産とは、具体的な形の有る固定資産である。建物・備品・車両運搬具・土地などが該当する。このような有形固定資産を購入した時は、いくらで購入したかを建物勘定(資産)、備品勘定(資産)、車両運搬具勘定(資産)、土地勘定(資産)などの借方に記入をする。
仕訳
借方科目:建物:*** 貸方科目:現金:***
また、「いくらで購入したか」の金額のことを取得原価という。
計算
有形固定資産の取得原価=有形固定資産本体の金額+不随費用
不随費用とは、購入し他有形固定資産を使用できるようになるまでにかかった費用である。建物を購入したときの仲介手数料、備品を購入した時の取引運賃、車両運搬具を購入したときの登録手数料、土地を購入した時の整地費用などが該当する。
<例>次の取引について仕訳をしなさい。
- 1.商品を保管するための倉庫5000円を購入し、代金は小切手を振り出して支払った。また、不動産屋への仲介手数料など600円は現金で支払った。
- 2.来客用の応援セットを購入し、本体の代金3200円と取引運賃200円を現金で支払った。
- 3.商品の運送用トラック4100円を購入し、代金は小切手を振り出して支払った。また、登録手数料など900円は現金で支払った。
- 4.駐車場の土地9000円を購入し、整地費用500円を含めた代金を現金で支払った。
1.建物の購入
借方科目:建物:5600円 貸方科目:当座預金:5000円 現金:600円
倉庫の主六原価を建物勘定の借方に記入する。また、不動産屋への仲介手数料などは、不随費用にあたるため、建物の取得原価に含める。
建物取得原価=5000円(本体)+600円(不随費用)=5600円
2.備品の購入
借方科目:備品:3400円 貸方科目:現金:3400円
応援セットの太く原価を備品勘定の借方に記入する。また、取引運賃は、不随費用にあたるため、備品の取得原価に含める。
商品の取得原価=3200円(本体)+200円(不随費用)=3400円
3.車両運搬具の購入
借方科目:車両運搬具:5000円 貸方科目:当座預金:4100円 現金:900円
トラックの取得原価を車両運搬具勘定の借方に記入する。また、登録手数料などは、不随費用にあたるため、車両運搬具の取得原価に含める。
車両運搬具の取得原価:4100円(本体)+900円(不随費用)=5000円
4.土地の購入
借方科目:土地:9500円 貸方科目:現金:9500円
土地の取得原価を土地勘定の借方に記入する。また、整地費用は不随費用にあたるため、土地の取得原価に含める。
土地の取得原価:9000円(本体)+500円(不随費用)=9500円
ポイント
不随費用を取得原価に含めることを忘れない。また、勘定は必ず「建物」「車両運搬具」(または「車両」)「土地」のどれを使用して回答する。仮に「倉庫」「トラック」などがリストに入っていても使用しない。
2.未収入金、未払金
・未収入金
商品を購入して代金を後で支払うときには、買掛金勘定の貸方に記入をする。これに対して、商品以外のものを購入したときの代金を後で支払うときには、その義務を未払金勘定(負債)の貸方に記入をする。
<例>次の取引について仕訳をしなさい。
- 1.事務用のコピー機4300円を購入し、代金は後日支払うことにした。また、据付費400円は現金で支払った。
- 2.かねて購入した事務用のコピー機の代金4300円を小切手を振り出して支払った。
1.備品の購入(未払い)
借方科目:備品:4700円 貸方科目:未払金:4300円、現金:400円
コピー機を購入して、本体の代金は後日支払うこととした。このコピー機は事務用であり、販売用の商品ではないため、代金4300円を後日支払う義務は未払金勘定の貸方に記入する。また、据付費は不随費用にあたるため、備品の取得原価に含める。
備品の取得原価:4300円(本体)+400円(不随費用)=4700円
2.未払金の支払い
借方科目:未払金:4300円 貸方科目:当座預金:4300円
「かねて」とは、過去にという意味である。かねて購入した事務用のコピー機の代金4300円を今日支払ったということは、購入した時には代金が未払いだった、つまり未払金勘定の貸方に4300円が記入されていることになる。この未払金を支払ったことにより、後日支払う義務がなくなったため、未払金勘定の借方に記入をする。
・未収入金
商品を販売して代金を後で受け取るときには、売掛金勘定の借方に記入する。これに対して、商品以外のものを売却したときの代金を後で受け取るときには、その権利を未収入金勘定(資産)の借方に記入する。
よって、固定資産を売却そて、代金を後で受け取るときには、未収入金の借方記入する。
学習のポイント
買掛金と未払金のどちらを用いるか、売掛金に未収入金のどちらを用いるかの使い分けをしっかり理解しよう!
3.資産的支出と収益的支出
有形固定資産は、長期間にわたって使用するため、購入した後もいろいろとお金がかかる。そのうち、例えば、建物の雨漏りの修理のためのような、有形固定資産の機能を維持するための支出があったときには、修繕費勘定(費用)の借方に記入する。
仕訳
借方科目:修繕費:*** 貸方科目:現金:***
このような支出を収益的支出という。
一方、例えば、建物を増築するための支出や耐震工事のための支出があったときには、建物勘定(資産)の借方に記入する。これは、建物の価値を増やす支出と考えられるからである。
仕訳
借方科目:建物:*** 貸方科目:現金:***
このような支出を資本的支出という。
今回は以上です!
学習については3級の範囲をすべて学習しました!なので復習もペースアップして理解を深め、問題をどんどん解いていこうと思います!
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